このレビューはネタバレを含みます
色彩、小物、カメラワークなどの雰囲気がウェス・アンダーソン風味。
制作に関わってるのか思わず調べてしまったは。
パディントンがメイおばさんの誕生日にロンドンの名所が飛び出す絵本をプレゼントしようと窓拭きのバイトなどでコツコツとお金を貯める。
そんなある日、帰りに骨董品屋の前を通り絵本を眺めようとすると2階に泥棒が。
捕まえようと梯子を登って追いかけるもあえなく逃げられパディントンが容疑者として捕まってしまう。
刑務所で10年の刑期を言い渡されるもブラウン一家は無実を信じ真犯人の操作へ。
やがて犯人と目的を突き止めるがパディントンも無実を晴らすため脱獄。
そして移動式サーカスの列車で絵本を取り返すための奮闘が始まる。
相変わらずCGがよくできてる。
毛並みの表現は実に凄い。
作風がウェス風味過ぎてナックルズ役のブレンダン・グリーソンがだんだんとビル・マーレイに思えてくる。
終盤のヘンリーの列車でのとあるシーンが完全にジャン=クロード・ヴァン・ダムの例の奴で笑った。エンヤが流れれば完璧だったな。
パディントンの妄想絵本シーンと刑務所の長回しでカメラを回転させてどんどん華やかになっていくカットは面白かった。
あんだけゴツい受刑者が覚えてるレシピがスイーツばかりなのは笑うは。