リゾート地開発の視察にサイパンに来た主人公一行は、かつてより呪われた伝承が残る地で旧日本軍の塹壕を発見。
よしゃあいいのに「開発中に崩落の恐れがあるため調べる」とか言って中に入ってしまう。
そして案の定、様々な怪異に襲われて行くのだった。
日本本公開がいつになるかわからないので、期間限定ユーロライブにて鑑賞。
チケットがちょい割高でしてが、上映後監督・スタッフ・キャストによるトークライブで本編の解説やメイキング的な話が良かったですね。
内トラの話だったり、サイパンロケが暑くて撮影中キャストが泳ぎだしたりと楽しいお話が聞けました。
あと、ホントに予算とお金がなかったんだなぁと。
肝心の本編ですが、手堅くまとまって非常に真っ当なホラーでしたね。
怖いと聞かれたらそうでもないんですが、監督の片桐裕司さんがハリウッドの前線で活躍する特殊造形アーティストということもあり、造形物の数々はおどろおどろしく精巧に作られていて素晴らしかったです。
ちょっと前半が長くてかったるかったのと、オチはよくある展開なのでそこまで驚きもしないし読めるなぁと。
いつだったか観た『ディアトロフ・インシデント』を思い出しましたね。
ただまぁ、あちらに比べたら絶望度はマシマシでして、嫌な気持ちにはなりました。
日本公開がいつになるか謎ですが、大画面で特殊メイクを堪能するだけでも損はない1本だと思います。