ロビン・フッド誕生譚。
主演のタロン・エジャトンと悪役のベン・メンデルソーンのファンなので日本公開心待ちにしてた！
弓矢アクションに加えて馬や馬車を使ったアクションが迫力で、映画館でアクションを楽しむための映画、という感じ。
現代風にアレンジされた衣装がかっこいい。
ロビンの指南役ジョンを演じるのはジェイミー・フォックス。演じる役で雰囲気も年齢の印象も変えてくるからすごい。
ストーリーはいきなりロビンとマリアンの恋から始まって、ロビンフッドの物語を知らない人には優しくない作り。
レオナルド・ディカプリオが製作に名を連ねているくらいだから、現代社会や政治への風刺も入ってるんだろうなー、と思っていたんだけど。
いざ見たら、戦争を口実に民衆から税を搾り取ってそのお金はほかのことに流用！とか、デモを思わせる戦いのシーンとか、風刺どころの話じゃなかったわ。現実そのまんますぎて逆にモヤっとする…
悪役の描き方も、ラスト逆に物語が小さくまとまって閉じちゃった気がしてちょっともったいない。
前述の恋愛パートの描き方もいまいち乗り切れない感じ。（主役カップルに魅力を感じないというか…）
といろいろ書いたけれど、タロンのアクションは爽快、ベン・メンデルソーンはもはやお家芸か？ の中間管理職な悪役で、ファン向けムービーとしては最高でした。
