エアール

フッド:ザ・ビギニングのエアールのレビュー・感想・評価

フッド:ザ・ビギニング(2018年製作の映画)
3.5
反逆者か、英雄か…
いいんじゃない?欲張って両方で、笑
ラストの感じからして
こやつはシリーズ化も見越した
続編ありきな匂いがプンプンとしますなぁ〜

タロン・エガートン、ジェイミー・フォックス、ジェイミー・ドーナン、
ほんで製作サイドにはちゃっかりレオ様も!!
なにも知らずに観たもんだから
発見したときはちょっとビックリしましたね。

諸説ありますが
中世イギリスの伝説的な英雄として知られ
金持ちの貴族や聖職者、悪代官を懲らしめ
連中の富を奪い、
貧困に苦しむ人々に手を差し伸べる義賊にして
長弓の達人でもある、
そんな頭巾の盗賊さんが活躍する姿を描いているロビン・フッド。
これまでに何度も映画化されている作品ではあるのですが
今回はタロンとジェイミーのバディによる
またひとつ新たなアプローチでもって
作り上げられたものになってます。
名コンビがもう1組増えたとあって
嬉しいことですな。
とりわけジェイミー・フォックスの起用は
個人的には嬉しかったですね〜
演者さんとしても、アーティストとしても好きなので
観れるってだけで良しです!!


舞台は英国ノッティンガム。
裕福な家庭に生まれ
なに不自由なく育てられ
すくすくと成長したロクスリーは
領主として君臨し荘園で悠々自適に暮らす。
とある日
運命の女性マリアンと出会い恋仲に。
彼女と幸せな日々を送るも
州長官からの正式な徴兵通達が届いたことで
十字軍の遠征に参加し戦地へと。
”必ず生きて戻るからその時まで待っていて欲しい”
そうマリアンと約束を交わして…

戦地では
仲間を失い、傷を負いながらも
なんとか数々の危険な修羅場をくぐり抜け
およそ4年の月日を経て
再び故郷の地を踏むロクスリー。
がそこで彼を待ち受けていたのは
残酷な現実であった。

故郷では
自分は2年前に戦死したことになっており、
領地は州に没収され、
戦争税がかけられ、ほか金品もすべて奪われ文無しに、
マリアンを含め平民たちは
街を追放され荒廃した鉱山へと追いやられていた。
マリアンの生死が心配なロクスリーは
鉱山へと足を運ぶも
マリアンが生きていることを知ると同時に
すでに彼女には新しいパートナー、ウィルがおり
次の人生を歩んでいることも知ってしまう。

そんな時
落胆するロクスリーのもとへ近づく思わぬ人物、
かつて戦地で敵兵として剣を交えた優秀な兵士ジョン…。。

ジョンはロクスリーにささやく、
”おれはこの地でやる事がある”と。
戦争を利用し懐を肥やす奴らを
ぶっ倒すことさ、と。。
貧しい平民から
事あるごとに徴収する金はどこに流れ
いったいなにに使われているのか…

自分の人生からマリアンがいなくなってしまった今
失うものなど何もないロクスリーは
金の行き先を調べるため
昼は領主、夜は頭巾の盗賊となって
教会や徴収所に保管されている金を奪う行為を続け
嫌悪する州長官に近づくのだが…


長官役のベン・メンデルソーンの悪っぷりがたまらない、笑
エアール

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