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彷徨える河のkomoririririのレビュー・感想・評価

彷徨える河(2015年製作の映画)
3.9
ずっと見たかったシャーマンと学者の実話を基にしたお話。
シャーマンの言葉が理屈っぽくてストーリーのためのセリフ過ぎたり、
立ち入り禁止の村がいきなり川口浩探検隊みたいな変なテンションになるのは気になったけど、、言葉や演技なんて追わなくても良いくらい映像が美しくてうっとり。ポエティックなアマゾン。

今の自分はチュジャチャキのようだ。
好きな言葉だ。
写真に写る小さな自分は、世界をさまよう心の無い自分。
写真って超客観で、社会で生きる自分の立ち位置まであぶり出す強くて正しくて儚ないものだと思っていたから、その客観をまとわない感じ方にズドンときた。
時間や空気、植物、動物、規律、すべてに自分があると。子供の頃はそうだった。

あとNHKのヤノマミの国分監督の最後のトークがおもしろかった。ドキュメントと対立する詩的な映画なだけに舞台がアマゾンでも伝える目が全然違うんだな〜って。

イメージフォーラムを出た瞬間、ハロウィンで西洋おばけに扮した日本人がわんさかと歩いていてその流れが時間の河を歩いてるみたいで不思議な気持ちになった
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