このレビューはネタバレを含みます
2009年1月15日に起きた、ニューヨーク市マンハッタン区付近のハドソン川に不時着水した航空事故( USエアウェイズ1549便不時着水事故)をベースにした映画。
事故発生から不時着水までの再現VTRのような映像だろうかと予想していたのだが、
事故後から物語が始まる。
国民からは英雄として称えられ、委員会からは厳しい追及をされ、常に判断は正しかったのかと問われて心身ともに疲労しているサリーを多方面から捉える。
トム・ハンクスの苦悩の表情がこれまたなんとも言えないくらい最高。
わかりやすく演じているわけではなく、ただただチェスリー・サレンバーガーとして自然に滲み出てきているのが惹かれる。
表情豊かなではないのに心からの安堵や不安が手に取るように伝わってくる。
最後までトム・ハンクスだってことを忘れてしまうほど没頭して観ていた。
エンドロールまで観るべき。
実際の人たちの話が聞けてよかった。