あ

ハドソン川の奇跡のあのレビュー・感想・評価

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)
4.2
【ストーリー】★★★★★
【配役】★★★★★
【演出】★★★★☆
【映像】★★★☆☆
【サウンド】★★☆☆☆
-----------------------------
【SULLY(原題)】

前作の「アメリカン・スナイパー」に引き続き実話ベースの「ハドソン川の奇跡」。
仕事のために敵を160人殺した男と、仕事のために155人の命を救った男。これもまたイーストウッド流の光と闇ですかな笑

2時間超えの映画かと思われる内容を無駄なくコンパクトに収め、シンプルなストーリーで引き立つトムハンクスの演技、不時着シーンの迫力に圧倒されました。


映画冒頭、なんの説明もなしにいきなり事故シーンから殴り込みをかけてきた無駄の排除。そこからこの物語を始める気なのだなイーストウッドと思っていたら、目に驚愕の映像が。
2001年にニューヨークを襲った忘れられない災厄の再現。
「墜ちてんじゃねーか!」と思ったら夢オチでした。
流石イーストウッドと思いましたね(´∀`)
監督いわく、この物語に自分が付け足した唯一のシークエンスだのこと。

個人的には「みんな助かったんならずべこべ言うなや~!」となる、サリーやジェフに対して執拗に疑いの目を向けるNTSB(国家運輸安全委員会)の追求が苛立たしかったですね笑


「ハドソン川の奇跡」はほぼ全て実話なので割合淡々と進んでいき、その中に判断が正しかったのかという葛藤、公聴会でそれを実証する場面での緊張感、どんなことでもマニュアル通りにいかないことはあって、最後は人の力なんだなと感じた。

この作品はイーストウッドの中で2、3番目に入るので観ても損は全く無いです!いや、むしろ見た方がいい!笑

自分はI'MAXでは観てませんがI'MAXで観ることをオススメします!
ほぼ全編をI'MAX用カメラで撮ってるので、
きちんとI'MAXで堪能したほうがいいかも…
あ