公開5週目にしてようやく鑑賞。
イーストウッド監督作ですが、だいぶ落ち着いたように感じます。
渋い仕上がりになっているような気が。
ベテランパイロットが起こした"奇跡のような"着水劇。
長年の経験を信じて起こした一回切りのアクションに、周囲は翻弄される。
その判断は、正しかったのか。
その結果は、正しかったのか。
周囲の声を前に、機長のサリーでさえ分からなくなってしまう。
きっと、自分を賞賛してくれる声すらもサリーを苛立たせたに違いない。
コンピュータが、データがあっても出来ないことがある。分からないことがある。
当事者しか知らない空気が、思考が、戦きが導き出した一つの結果。
人間なめんな!って感じの一作。