ゴン吉

ルパン三世 霧のエリューシヴのゴン吉のレビュー・感想・評価

4.0
モンキー・パンチ原作の怪盗ルパン三世の活躍を描いたTVアニメのスペシャル第19弾。ルパン三世生誕40周年記念作品。
 
栗田貫一、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗、関根麻里、中村獅童らが声優を務める。
ED曲は今井美樹。 

今回のルパン三世が狙う幻のお宝は、かつて霧多布付近を支配していた部族の秘宝で、霧多布沖の海底に沈んだという「白きたまゆら」で、「天にそびえる眼(まなこ) その懐に青き炎 竜の角(つの)砕けるとき、白きたまゆら時を貫く」という伝承として知られていた。
ルパンと次元大介の2人は仲間の峰不二子にそそのかされて「白きたまゆら」を霧多布沖の海底で捜していた。そこに銭形警部がルパン逮捕に現れたため、ルパンと次元は陸で待機していた仲間の石川五エ門と合流して、愛車のフィアットで逃げるが、近くを走る車の運転手や橋が次々と消えていくという現象に遭遇する。何とか灯台に辿り着いた彼らは、未来からタイムマシンでやってきた魔毛狂介により、500年前に飛ばされてしまう....

ルパンと仲間の次元大介、石川五エ門が、ルパン逮捕が生甲斐のインターポールの銭形警部とともに500年前にタイムスリップさせられてしまう。
500年前にとばされた石川五エ門が、シャイン家の女王イセカを護衛することになり、プラトニックな関係が微笑ましい。
ルパンシリーズならではのユーモアを交えながら人情味あふれるストーリーが展開する。
本作のルパンの好敵手は、未来からやってきた魔毛狂介。
ゲストヒロインは峰不二子の先祖のお不三で、性格も不二子そっくり。
ルパンの愛車は黄色のフィアット500で、本作の秘密メカはタイムマシン。
ラストはルパン三世の子孫のルパン33世が登場し、最後まで笑わせてくれる。
「あたし 好きな人が出来ちゃったみたい」
「誰だ 来たのか? お気の毒」
「ゴメンね」

2023.7 BS12で鑑賞(日曜アニメ劇場)
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