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火の山のマリアのpersimmon1aのレビュー・感想・評価

火の山のマリア(2015年製作の映画)
4.0
貧しいのもつらいし、だからといって好きでもない男と結婚するのもつらいけど、自分が映画を見ていて一番あ〜つらいと思ったのは、言葉が話せないことだった。

それはこの話ではスペイン語だったが、言葉が話せないことは同じスタートラインにすら立てやしない。そんなのは絶対イヤだと思った。

その一方、マヤの彼らが言葉を捨て、信じてきた呪術なんかも捨て、そして誰もかれもが同じになることがいいこととは思えるはずもなく、世界中で起きているはずのこの手のギャプのジレンマに対して私は答えが分からない。
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