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光りの墓のmarikabraunのレビュー・感想・評価

光りの墓(2015年製作の映画)
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柔らかな光の中に身を泳がせるような心地よい夢から目が覚めて、直ぐに書き留めないでいると内容がするすると頭から逃げていってしまう、だけど薄いベールのようなものに包まれた優しい感覚だけがしばらく残る、私にとってはそういう映画だった。ふたりの女性が森の中を歩いていく、それだけで同じ空間にいながら別の層にいる描写をやってのける、画面に一度もうつることのない宮殿のイメージが観客それぞれの頭の中で立ち上がるシーンが好きだった。
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