このレビューはネタバレを含みます
アメリカンフットボールというものを知ったのはもちろん小学生だかと頃だが、よくこんな獰猛なスポーツが認められているものだ、と思ったけれど、やっぱり何かしらの重症を引き起こしていたんだな。
それでも辞めてないアメリカの現状が、映画の行方をわからなくさせていて、なかなか面白かった。
だってNFLがCTEを認めていたらもうアメフト無くなっているのでは?だからウィル・スミスの言っていることはもみ消されたのでは?と思いながらも、じゃあどうしてこんな映画が作られているんだろう?の間を揺れ動かせる。
タバコと同じように危険性が認められながらもまだやるアメリカの少年たちよ、、それでいいのか君たちの人生。
なかなか重厚な作りをしていて最後まで楽しめたけれど、認めさせるに至った最後の一撃が選手の自殺という、ウィル・スミスがまったく関与しないところからの告発がとても真実っぽい。
それにしてもさあアメリカ、、なにかが否定されると、「いや、これはアメリカの象徴なのです!」とか必ず言うよね? 「これはアメリカに対する攻撃です」とかさあ、よく恥ずかしげもなく言えるよね。頭が悪すぎて聞いてられないよ