レンタルDVDで鑑賞。
NFL(アメフト)の選手たちとCTE(慢性外傷性脳症)の関連を発見した医師の実話に基づいた話。
“concussin(コンカッション)“=“脳震盪(のうしんとう)“の意味。
NFLは一大スポーツでとてつもないお金を稼ぐ。それに警鐘を鳴らす一人の医師をNFLという巨大な権力が潰そうと色々な圧力をかける。
スポーツに危険はつきもので、選手たちもそれは重々承知。
ウィル・スミス演じるオマルが「選手たちは腕や脚を折る覚悟はあっても、命を失うつもりはない。」って言ってて本当にそのとおりですよね。
最近日本でも中学や高校の授業で柔道が取り入れられているが、授業中の不慮の事故で頭に重い障害が残ってしまうニュースを観ると心が痛む。
どんなスポーツも素晴らしくて世界中の人たちが熱狂するが、そこにはどれ程の危険が潜んでいるのか明らかにするのが大事。
この映画のテーマはとても難しい問題。選手やその家族にとって最善の策は何だろうか?スポーツをさせない事?誰も怪我しない様ルールを変更する事?
ウィル・スミスの演技が素晴らしく前々から演技派だと思っていたが、年を重ねより渋みが増してる。
日本ではあまり話題にならなかったが、凄くいい作品ですよコレ!
スポーツをやっていた人ならより一層、この映画の深みにハマるでしょう。