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ディセンダントのmatchypotterのレビュー・感想・評価

ディセンダント(2015年製作の映画)
3.8
さぁどんどんいきます。
3部作×4シリーズ、グルグルローテーション。
Part.Ⅴ。1周目②。『ディセンダント』。

ディズニーが誇るプリンセス、、、ではなく、ヴィラン達の子孫たちが、善の世界に繰り出して学園生活を善と悪の狭間で冒険するシリーズ。

さすが、ディズニー。
『ハイスクールミュージカル』の時の王道の甘酸っぱさとキャッチーな音楽と、ディズニーにしかない唯一無二のプリンセス&ヴィランズ達の世界の融合と調和。

マレフィセント、ジャファー、白雪姫の魔女、クルエラ。ある意味、違う世界の、悪のオールスター。

その彼、彼女らの娘、息子達が、“こっち”の世界にやってくる。
普段はヴィランズ達は島にバリアを張られて出られず、そこで悪どく閉鎖的に暮らしてる。

そこに、ビーストとベルの息子が、善と悪の垣根を無くそうと“こっち”の世界の学園に招待する。

最初は、それを利用し、“こっち”の世界にある魔法の杖を奪いにやってくるヴィランズの子供たち。
しかし、善の世界で今まで味わったことのない、妙にあったかくて、むず痒い、トレンディな“何か”に触れていく。

それらは今まで、自分たちの島の中で忌み嫌われていたモノばかり。
それを体感することで、彼、彼女達に新たな感情が生まれる。

杖を奪うのか、他の道を進むのか。
もともと友情やら、絆やら、チームやら、恋心やら、取るに足らないうざったいモノだったのに。

信じる心、芽生える気持ちにありのままに。

と、そう全てがうまくいくわけもなく、張ってたバリアが壊れ、最後に本家の“親玉”が。
この辺もしっかり破壊的な見せ場があるのも良い。

マレフィセントの娘、マル。
ダヴキャメロンっていうのか。めちゃくちゃ可愛いじゃない。
冷酷なマレフィセントの娘としてドライな狡猾さと切れ味を持ちつつ、そのシャープな感じがツンデレっぽくなって脆さにもなる感じ。

そして、ベルのイケメン息子の正統派すぎる疑うことを知らない眩しさ。

悪の目論見が、悪は悪として生きるしかない道が、考え方1つで、1歩を踏み出す勇気と、相手の信じる思いを信じる力で。

どんな生い立ちだろうと、どんなきっかけだろうと、正直に、進みたい道を進めば、成せないことはない。

王道中の王道。これに捻りなんかいらない。
完成されてる世界に完成されてる別の要素を加えて完成させてる。
王道を極めるとはこういうことか。

この終わり方であと2作あるって、どうなるのか、楽しみ。
ダヴキャメロンもあと2回観れる。ウキウキ。


F:1979
M:20047
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