なりかけゾンビ

グリード FROM THE DEEPのなりかけゾンビのレビュー・感想・評価

グリード FROM THE DEEP(2014年製作の映画)
3.2
ザ・グリードに寄せたタイトルだが、なかなか面白い作品!

登場人物は強盗、金持ち、昆虫学者等個性的で登場の仕方も違和感がなくストレスなく見られます。
作品の序盤は気持ち悪い虫達が人肉を貪りまくり、体内から食べられ骸骨のようになって死ぬシーンがとても素晴らしいです!!
ただし後半船内にて昆虫達の母体と闘うシーンでは、ヒロインが1人でどんどん先に歩いたり電源入っていないチェーンソーを振り回したりでパニックぶりが鼻につきます。また、モンスターの造形も悪くはないのですが、前半の虫達が気持ち悪かった分モンスターによるありきたりな展開がドキドキ感を半減させているような気がしました。


まあ全体を、通すと中国にしては普通に面白いモンスターパニック映画でもう少し評価されて良い作品だと感じました!

ただ、クレジットロールで監督や俳優が我が物顔で「CGIはこれから流行る」「本作はCGIが多く、虫やモンスター達は存在していなかったの」「3D映画は斬新」「グリーンスクリーンで演じるのは初めて」などと話しており、これが2014年の作品と考えると中国はやっぱり映像文化においてもかなり遅れてるんだなぁと感じてしまった
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