kirito

背徳の預言者 ウォレン・ジェフスのkiritoのレビュー・感想・評価

3.6
【これは神との契りなのか、それとも彼の淫欲なのかー。】

皆さんはご存知だろうか?
「FBI 10大最重要指名手配」という言葉を。

あのFBIが最も危険と判断し最重要の指名手配として選んだTOP10のことを指す。(なんだかかっこいいというのは内緒だ。)
犯罪者にとってはある意味では名誉なのかもしれない。
捕まえた者には報酬金100万ドルがもらえるという…

その一人に一年間選ばれた、
教団FLADSの指導者「ウォレン・ジェフス」
彼の犯した犯罪は、本当に罪なのか?それとも本当に神との契りなのか?
この映画およびレビューはその素顔に迫る!!


この教団FLADSはモルモン教の分派と考えられているが詳しいことは分かっていない。
特筆すべきなのは「一夫多妻制」を採用していること。

このジェフスは教団の女性には、男性にすべてを捧げ、貢献することを要求し、時には気まぐれで他の男性に自分の妻を委託する行為を行う。挙句の果てには、未成年者との結婚を強要し、少女をレイプするという犯罪行為にまで及ぶ。


確かに、客観的には犯罪なのであるが、しかしウォレンは自分が神に選ばれた預言者だと信じ、そして信者がそれを信じていた場合。
違った側面が見えてくる。
それは犯罪と果たして呼んでいいものなのか?という問題となる。


そもそも、どんな宗教を信じようと、それは個人の自由のはずである。
そして、気になるのは、実際この映画にも描かれているが、妻達は一夫多妻制が当然のことだと考えているし、むしろこの教団では女性が強いという点である。
ほとんどの女性はこの教えに抵抗がないのである。
(もちろん例外があってその人たちによってこの事実が世の中に明らかになるのだが。)


ただ、問題もある。男性が増えるとこの図式がとれなくなるため若い男性は教団から追放されたり、近親婚が増えることから遺伝子的な疾患を持つ子供が増えてきている「らしい」。


ただ、こうして宗教と絡ませて見たときに、果たしてFBIは犯罪と見ることができるのだろうか?
宗教が弾圧されてきた歴史を経て信教の自由は保障されるに至ったのである。
それは宗教への国家権力の不当な介入とならないだろうか?


結末がどうなるかは是非この映画で観てほしい。
(調べれば大きなNEWSにもなってるので観なくてもわかりますw)


歴史を振り返ればモルモン教の一夫多妻制は外界の圧力で何度も廃止寸前に追い込まれたが、その度にしぶとく復活してきた。
しかし、専門家によると現在でもこの教団には約1万人の信者がいると言われている。
これは相当の数である。

その真実(脚色はあると思うが)にあなたは驚きを隠せないに違いない。

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思い切ってレビュー数の少ない作品に挑戦してみようシリーズ第3弾!☆パフパフ☆
ついに、未登録映画を報告して追加してもらったのである(初体験(/ω\))

で、この映画を選んだ理由はパッケージの宣伝文句が気になり、調べたところなかなか面白いテーマだと感じたからだ。

こういう実話ベースの話って個人的にすごい気になるのよね。
そして映画を観ることで、その事実(事件)を知ることができる。


「事実は小説よりも奇なり」とはよく言ったもので、すごく感心しながら映画を「体験」することができた。


なかなか普段とりあげられないような内容の映画なので、万人にオススメできるわけではないが、一つの歴史的事実を知る材料としては面白いと思う。

結論としては…
下手なサスペンスよりかは全然よかった。

で、このウォレンを演じた「トニー・ゴールドウィン」さん?
結構いろんな映画でててダイバージェントにでてるらしいんだけど、どの人か覚えてないw
この役をやるのも大変だったんだろうなぁ~

そこそこ楽しませてもらいました。
ありがとうございます。
初レビューって緊張するw
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2015.11.13