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ジュラシック・ワールド 炎の王国のFKDのレビュー・感想・評価

4.2
新作前の復習地上波にて

ワールド1はプロローグでしかなかった
この2の冒頭
いきなり命題を投げられる
再び現世に生き返った恐竜たちは、絶滅危惧種として扱うべきか、厄災として扱うべきか

2は全体を通して2部構成となる
原題はFallenKingdom
「陥落した王国」
そして王国は2つ描かれる
一つはパークから描かれている恐竜たちの楽園、島そのものの崩壊
そして二つ目
こちらが本題となる
傲慢な人間たちが、恐竜及び遺伝子をもてあそんだ結果
制御出来ず恐竜が脱走
インドミナスレックスのサンプルを踏みつけて立ち去るオリジナルレックス
ついに人間社会の崩壊となる

マルコムは言う
「ようこそ、ジュラシックワールドへ」

サクッと描かれた島編に対して、ホラー要素てんこ盛りな屋敷編
恐怖の象徴もパワーアップして描かれる
インドラプトル
狡猾かつ残忍な性格やキバ、爪も恐ろしいが一番はサイズ感だろう
前回のインドミナスレックスは巨大だったが今回は家屋内を移動出来るサイズ
建物内まであんなのに追いかけ回されたら恐怖以外の何者でもない

ハモンドとロックウッドによって始まったこの世界
そして禁忌を犯し人間のクローンを作ったロックウッド
最後はその娘がトリガーとなるのは冒頭の命題と比較になっており素晴らしい演出だと思う

解き放たれた世界がどうなるか
今週末息子と観に行きます

追記
ワールド2は2部構成の後半部分が賛否あるようだが、どちらかと言うと後半が主題であり前半は対比要素でしかないと思う
まあ強いて言うなら、クレア、洋館、追跡者、クローン、ホラーなど某ゾンビゲームな臭いがするところだろうか
それでも足の爪コンコンなどパークオマージュ演出を入れつつ楽しめるホラー要素に仕上がっているかな

追記2
私は基本的に洋画の原題が日本の配給会社によって意味がミスリードされることについて

常に嫌悪している

原題はFallenKingdom
それを邦題で炎の王国なんて名前にすればどう考えても前半の方がメインに受け取られてしまう
どこにも炎なんて主観な意味は入っていない
そして溶岩や噴火も連想しない
他の映画もそうだが、邦題で先入観がねじ曲げられることについて

常に嫌悪している
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