マーフィー

ジュラシック・ワールド 炎の王国のマーフィーのネタバレレビュー・内容・結末

4.3

このレビューはネタバレを含みます


やっぱりジュラシックシリーズは恐竜映画の最高峰ですよね。
今回もしっかり怖かったし、しっかり格好良かったし、しっかり可愛かった。

肉食恐竜との絡みはどこもドキドキだし、
ブルーやスティギモロクのノリと仕草の可愛さといったらもう笑
シリーズ定番のあのカットのシーンも、何回かありましたよね...?

それぞれの役者さんに関して。
クリス・プラット演じるオーウェンは今作も格好いいし、
今作の重要な恐竜、ブルーと唯一心を通わせる(前作では「お互いをリスペクトし合う」と言ってました)人間として、すごく印象的なな絡みを見せてくれました。
ブルー以外にも、なんとなくスティギモロクとコミュニケーションをとろうとするシーンも良いですね。
彼が恐竜と絡むと、印象的なシーンが生まれるあたり、さすが主役といった役回りですね。
ブルーの背中に乗って走り回る、みたいなのを少し想像してましたが、それはやり過ぎか笑
そこまでいくとちょっと現実離れ過ぎますね。
そういうのも無く、そして最後にブルーと別れる感じも含めて、恐竜と仲良くする「一番適切な距離感」だなあと感じました。
恐竜のこと何も知らないのに笑

ブライス・ダラス・ハワード演じるクレアは、前作の事件を起こしてしまったことと、その中で恐竜たちの「命」を直に感じ、人間的に変わった人。
見た目もボブヘアーの真面目おばさんから、より自然な感じになってましたね。
もちろん考え方が変わって今は保護団体にいるんですけど、
どうしても節々で「元はと言えばお前がやらかしたことやからな...」と感じてしまう笑
セリフとして何か言ったとか、そういうことは覚えてないんですが、「お前が言うな感」というか笑
ただ保護団体の人間だけど、最後のシーンで恐竜たちを助けるのを止めるのは、
自分のやらかした事を色々考えたんかなあと思えました。

そして子役、イザベラ・サーモン演じるメイジー。
「恐竜が好き」なんだから、特性を理解してるはずなのに、
本物に出くわすとギャーギャー大騒ぎしてしまうところ、子どもらしくて良いですね。
出自に関して、割とさらっと受け入れてるのは、いかがなもんかと思いますが、
最後の選択は出自を受け入れてこそのもの。

そうそう、あの選択に関しては、
次回作の展開のための「大人の都合」かもしれませんが、
それを「子どもの気持ち」に重ねるのはどうなんですかねえ...と、いらぬことを思ってしまいました笑
で、今後は猿の惑星みたいになるんですか?笑

前作は、「人々が求めているのはより凶暴で、より大きくて、よりスリルのある恐竜だ」という感じでインドミナスレックスが作られ、
今作では「人間がコントロールできる無敵の生物兵器を作る」という感じで作られたインドラプトル。
目的は少し違えど、どちらも倫理的にどうなのって理由で作られ、
結局は見世物として披露されてる部分も。
そんな新種の恐竜に、観てるこっちが「そんな目的で命を作るなんてひでえなあ」と思いつつも、
狙い通り「熱狂してしまう」というのが、すごく皮肉ですねえ。
なんか考えさせられました。

余談ですが、
「インドラプトル」て名前はダサい笑
インドゾウみたい。

ぐだぐだと色々書きましたが、
やっぱり恐竜は格好いい!
ジュラシックシリーズは楽しい!
またジュラシックパーク観ようかなあと思わされました!
それとディノクライシスまたやろうかな笑

【修正】2018/07/22
×パキケファロサウルス
○スティギモロク
でした。
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