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ジュラシック・ワールド 炎の王国のpicaruのレビュー・感想・評価

4.4
【『ジュラシック・ワールド』なんて二度と信じない話】

『ジュラシック・ワールド 炎の王国』観ました。

初のIMAX!!
しかも、3D!!
なんと、3Dは前作の『ジュラシック・ワールド』以来!!

興奮しないわけがない。

まず、シアター内に入ると

ここはジュラシック・パークか!?
今からパーク内のツアーに参戦するのか!?

映画を観るのではなく、ジェットコースターにでも乗り込む感じ。

座席に着いたら巨大スクリーンにテンションMAX!!
これがIMAX!!

3Dメガネをセットすれば、カウントダウンが始まる。

体が震える。
やめてくれ。
こんなに楽しいの、やめてくれ。
だって.....

まだ本編が始まっていないんだ(笑)

映画が始まると、ゴオォォォと重低音が響く。いつになっても収まらない。

それは、私の心臓の音だった。
油断していると、1ミリも遠慮がない勢いで飛び出してくる恐竜の牙。

く、わ、れ、るーーーーー!!!!!

恐竜の足音と私の心臓の音がシンクロしていた。

おいおい、なんだよこれ。
これが、『ジュラシック・ワールド』か。

今回のジュラシック・ワールドはサブタイトルが『炎の王国』だ。
私は想像していた。
「何らかの事故で爆発する現場」を。
「恐竜との燃えるような熱い闘い」を。

これがね、全然違うの。

炎!! とにかく炎!!
王国とか言ってる場合じゃない!!
炎まみれ!!

やられたーーーーー!!(笑)
タイトルを軽く超える展開がうれしくてしょうがない。

一番の注目ポイントは、恐竜が生(ナマ)!! 生なんだ!!
恐竜の目つき、鋭い牙、皮膚の感触、そして、舌の粘つきまで。
映像を観ているだけなのに、体全身で恐竜に触れているみたい。

物理的な映像よりも先に、感触が伝わってくる。
だから

だ、だ、だ、め、目の前に、い、る!!
く、くわれるーーーーー!!
うぎゃああああああああ!!

と、何度座席の肘掛けにしがみついたことか!!
何度イスの下の逃げる穴を探したことか!!(笑)

これが、『ジュラシック・ワールド』か。

なにせ、セキュリティシステムが通用しない。
「セキュリティシステム」がオモチャに思えてくる。
柵なんて防御設備どころか恐竜の遊び道具だ。
銃は恐竜にとっては水鉄砲みたいなものだ。

恐竜を、甘く見てはいけない。
生命を、弄んではいけない。
ジュラシック・ワールドを、テーマパークと勘違いしてはいけない。

今まで観てきたものはなんだったんだ!?
『ジュラシック・パーク』はただの遊園地か!?
前作の『ジュラシック・ワールド』はただの進化か!?

『ジュラシック・ワールド』なんて可愛い世界を、二度と信じない。

ここに、本物の世界がある。
真の、ジュラシック・ワールドがある。

Welcome to JURASSIC WORLD.

全力で怖がろう。
全力で逃げよう。
全力で興奮しよう。
全力で楽しもう。

だって、今、目の前に、生きた恐竜がいるのだから。

私は恐竜が登場するたびに「ぎゃああああああああ!!」となって、少なくとも100回は息を呑んだよ(笑)

あー、楽しかった!!

まだ心臓がバクバク!!

《おまけ》
オーウェンとクレアのコンビはほんっっっといいよね!!
前作から一番進化したのは、恐竜じゃなくてこのコンビだよ!!
あと、イアン博士はなんだかんだ一番ジュラシック・ワールドを楽しんでいる気がする(笑)
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