日本で『セブン』やってみました映画
原作既読。 細部は覚えてないけど結構忠実に原作を再現してる印象。そんなバカ丁寧になぞらなくていいよって位きっちり原作通りやってる。
これで2時間超えは長いよ。
雨の日、テーマに沿った連続殺人、死体のインパクト、刑事とその妻、等など『セブン』感満載なサイコサスペンス。
原作からして『セブン』に似てるんだけど。
「ここでこういう演出したらちょっと恥ずかしいぞ」と思った演出が尽くなされていて残念。
ビルの屋上のシーンとかなんだあれ。
後半の撃つか撃たないか…!みたいなやり取りもさっさとカエル男撃てよ!としか思わず、サスペンスシーンがマヌケ過ぎる。
彼氏がいないだのなんだのって所だけはナイス。ああいうのゾクゾクする。原作通りだけど。
小栗旬の演技が役所広司みたいに叫んでるだけで苦手。
また殺される人達の描写も浅いので、殺害現場はグロいものの真に迫るものがない。
こういうのって少し生前の姿を描くだけで一気にエグさが増すのに、あの引きこもり以外全くそれがなくいきなりグロい死体どーん!と見せられても何とも思わず。
ラストあれで実は…っていうのは弱過ぎないか??
カエル男が結構武闘派なのが笑ってしまった。あんな大変な病気でありながら体力作りを欠かさなかったと思うとその努力には涙を禁じ得ない。
ていうか1人であれだけ凝ったことやってるのが凄すぎる。ハンバーガー作りもガチ。人形のクオリティも高い。
和製ジョン・ドウじゃなくて和製ジグソウなのかもしれない。