satooo

ミュージアムのsatoooのネタバレレビュー・内容・結末

ミュージアム(2016年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

カエル男の殺人ミュージアム。
カエル男にとっては綺麗な作品展。惨殺な殺人事件の数々。。「ドックフードの刑」「母の痛みを味わいましょうの刑」「均等の愛」「ずっと美しくの刑」「針千本飲ますの刑」「お仕事見学の刑」
被害者たちの共通点を辿っていくと主人公刑事の妻が該当していることに気づく。
「お仕事見学の刑」の中身は 主人公が妻を殺すところを子供に見せるというもの。
結果的に主人公家族は死ぬことなく済んだのだが……最後は衝撃のバットエンド。
ひとつひとつの刑をホームページでわりとはっきりと書いていたのに対し、映画の中ではドックフード、母の痛みで合わせて2〜3割、お仕事見学(というか主人公刑事ネタ)で7割の残り1割あるかないかが残り3つの刑。というくらいにあまり掘られてはいなかった。それもあり、グロい描写好きからすると少し物足りなく感じる。ストーリー自体はハラハラドキドキする展開なので、落ち着いていられずかなり感情移入して見入ってしまった。ひたすらにカエル男が怖い。グロよりホラーなんじゃないかと思うほど。
妻夫木くんが、妻夫木くんだと言われなければわからないほど別人!声も雰囲気も何もかも。妻夫木くんと知らずに観てみたかったなとも感じた。
そして主人公を騙すためであろうハンバーガー……あれは果たして何の肉だったんだろうか。主人公が監禁されているシーンが、常にハラハラで怖くてなんだか気分が悪くなりそうだった。
さいご、主人公のこどもが、心因性の光線過敏症であったカエル男と同じように首を掻き毟るシーンが後味を悪くするバットエンド、心が痛かった。怖かった。鳥肌が立った。恐ろしすぎて涙。心を痛めるシーンが多く涙。かなり涙を流しながら見た映画だった。もう少しグロいものを想像していたので少しだけガッカリ……かな。
satooo

satooo