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野生のエルザのzoeのレビュー・感想・評価

野生のエルザ(1965年製作の映画)
4.0
1960年刊行のベストセラーノンフィクション作品『Born Free』を原作とした映画。

まだ赤ちゃんだった3匹のライオンを夫婦で育て始め、やがてある程度まで育ったライオンたちを動物園に引き渡すことになる。しかし、3匹のなかの1匹(エルザ)を特別気に入って別れをひどく悲しむジョイを見兼ねたジョージはエルザだけを動物園に引き渡さずに引き続き自分たちで育てることにするがまた時が流れ、エルザを野生に返す決心をする。

こういうのってよく聞く話だよなあと思いながら観てたら実話でした。序盤では、本物のライオンだからもしかしたらあの夫婦は俳優さんじゃなくて実際にライオンを育ててるひとなのかなと思ったりもした。ちなみに、主演の2人は実生活でも夫婦だったようです。

ケニア狩猟局の協力、エチオピアのハイレ・セラシエ1世とウガンダ狩猟局の助力のもと制作されたみたいだけど、エルザ役のライオンは一体...あの感じだと本当に人間に育てられてたっぽいものの調べても分からなかった。

赤ちゃんのライオンたちが初めてジョイたちが作ったミルクを飲むシーン、まだ子供のライオン同士が喧嘩するシーンが可愛かった。エルザが像やイボイノシシを追いかけて遊ぶシーン、野生のライオンの群れに仲間入りする際に痛々しいほど激しく争うシーンには驚いた。イボイノシシを襲わずに体当たりして戯れる様子は特にびっくり。撮影風景が気になる。

ジョイ役のヴァージニア・マッケンナがすごく綺麗。
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