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完全なる飼育 赤い殺意のkazataのレビュー・感想・評価

完全なる飼育 赤い殺意(2004年製作の映画)
2.5
「若松孝二監督まで撮ってたのかよ?」……なシリーズ第6弾をウォッチ!

超衝撃的な新潟少女監禁事件がベース(しかも新潟ロケ)と言うことで、なるほど同シリーズの他作品よりも性暴力描写についての真面目さは伝わってくるし、決して「孤独な少女と孤独な中年男の純愛物語」みたいな綺麗事にさせない姿勢には共感を覚えるんだけども……
同時に(シリーズ的なお約束とは言え)「その状況下で監禁少女とセックスしちゃう奴が一番クズじゃね?」って思えるから、大沢樹生演じる主人公は(本作の佐野史郎以上に)シリーズ史上最低キャラ確定でしょう。

(物語的に"少女が初体験を経て大人の女になる"ことの必然性はわかるけど、そこに至るまでの雑な過程に嫌悪感…)

まぁクズな主人公に相応しいオチがちゃんと用意されているからまだいいけど……ん!?お約束の竹中直人が出てないじゃん!!笑
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