ひつじ

彼岸島 デラックスのひつじのネタバレレビュー・内容・結末

彼岸島 デラックス(2016年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

観た!!!
映画本編は師匠と明が出会い、修行をし……というところからスタート。
鈴木亮平演じる兄貴こと宮本篤も吸血鬼になっています。

第一の感想としては、意外と……悪くなかった……
所々に「うわっ!彼岸島っぽい!!!」と感じるシーンがいくつも有り、原作読者的にはそれだけでも相当嬉しいポイント(登場人物全員ハアハア言うし)
弓矢の雨を吸血鬼を盾にしながら防ぐシーン原作にもあったよ!!(あったか? あったかも)

以下その他の良かった点/合わなかった点。
■良かった
・アクション全般
ワイヤーを惜しみなく使った剣戟アクションは、彼岸島っぽさという点ではなんとも言えないもののシンプルにカッコよく、映えるものがあった。
今作では師匠しか使わない丸太もエッセンスとしてちょうどいい塩梅。

・兄貴
いやあ、鈴木亮平カッコ良すぎるよ。宮本篤って現実にいたんだ。
兄貴と明の共闘シーン観ながら「うわ!!嬉しっ!!」って叫んじゃったもん。原作ではもう見れないので……

■合わなかった
・兄貴死亡シーンの改変
原作では協会で亡くなった兄貴ですが、今作はお情け程度の十字架が生えている謎の洞窟(仮面ライダーでよく見る場所)で死亡するというところ。残念。

・雅
吸血鬼を吸血鬼然とさせるための差し歯の影響かちょっと喋りづらそうな印象を受け、そこがどことなく溢れる小物感に繋がってましたね……



明らかに続編を匂わせる斧神の頭部とか太郎の存在とか俺たちの戦いはこれからだエンドとか、そのへんも残念ポイントだったなあ。
とはいえ、宮本兄弟の演技力は相当高く、出来ることならもっと戦ってるところが観たかったよ。
あとは西山の豚汁の盛り方が雑で良かった。
ひつじ

ひつじ