このレビューはネタバレを含みます
ピッコロ悟飯の師弟コンビの活躍は素直に嬉しかったものの、ちょこちょこ気になった点があったので箇条書き。
◾️良かった点
・敵の来襲に備え根回しをするピッコロさん
迫る脅威に備えて予め仙豆の用意をする辺りとか、潜在能力解放を思い出し試してみようとする所とか、行動の面で"らしさ"が出てて、変わらないものに対しての嬉しさがあった。
パンの送迎に関し悟飯に説教するシーンも良い。
・戦闘回り
見終えた後「CGが〜」とか騒いでるかもしれない。面倒な人間なので……という恐怖が自らにあったが、正直めちゃくちゃ良かったです……前作のようなヌルヌル動く映画も良いですが、今作は今作で新しいドラゴンボールが観られたなと思う。
悟天が「かめはめ波」と言っていたのに少なからずの成長を感じるぜ！！
・ガンマ2号
2号、ずっと良かった。攻撃ヒット時のエフェクトはホログラムを自ら出してたってことで良いのかな？
途中グレートサイヤマンのポーズをしてたりしたし、悟飯との絡みが見たかったですね……
・パン
悟飯とは違い修行を欠かさず、相手の気も察知出来る3歳児だからか、変に戦闘に出しゃばってくることも無くピッコロさんと双璧を成す今作の癒し枠でしたね。ただサイヤ人はある年齢になると急成長〜はGTの姿と矛盾しそう。
◾️個人的イマイチだった点
・セルマックス
若本氏の昨今のセル(の演技)に思う所があるので、シンプルに復活したセルを出されてもぐちぐち言ってた気はしますが……それにしてもなんの因縁もないセルに似た何かと戦う展開はあまりピンと来なかったですね。悟飯も特に何の言及もしないし。あとはデカくしたセルのフォルム、少しゼノバースのレイドボスっぽかったねえ！
・神龍
年々軟派なキャラに変わりつつある神龍ですが、アップグレードの方法もピッコロさんの強化の仕方もあまり説得力がなく……
ああ、そういえばドラゴンボールって割とガバガバな作品だったな……と思い出せたという意味では良かったです。
・魔貫光殺砲
展開としては好きですが、使うなら個人的には魔閃光にしてほしかったという所でこちらに。キービジュアルでもポーズしてたじゃん！！！
生き返ってるとはいえ親父殺した技ですし魔貫光殺砲……(あとあと調べて納得したんですが、ラディッツ戦のオマージュだったみたいですねあのシーン。言われてみれば)
・ベジータ(と悟空)
悟空に常に一歩遅れを取っていたのは過去の話。超のシリーズでは悟空とはまた異なる方法で強くなる方法を模索していたベジータ念願の初勝利が、たとえ試合とはいえあんなシーンで終わって良いのかと……とはいえベジータがドラゴンスルーに似た投げ技を使ったシーンなんかはおお！となったりしましたね。
悟空は悟空で、精神と時の部屋で修行してた時代のような聡明さが無く……そこは残念なポイント。
悟飯の成長の仕方が本当にアレ(やけにデザインがドラゴンボールAFっぽさありましたね。とよたろう？)で良いのかとか、あれだけ根回しする知恵があるピッコロさんが巨大化出来る自らの特性を忘れるか？ とか、クリリンの太陽拳のポーズこんなだっけ？ とか他にも色々ありますが、概ね満足です。
ドラゴンボール、最高！！
