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恋妻家宮本のiのレビュー・感想・評価

恋妻家宮本(2017年製作の映画)
2.8
陽平(阿部寛)とドン(浦上晟周)のお婆ちゃん(冨司純子)が口論になったシーンでの「戦争みたいに正しさと正しさはぶつかるけど、優しさと優しさならぶつからない。2つの優しさが出会ったら、もっと大きな優しさになる」はジーンと来たね。直後のドンママ(奥貫薫)に洋平が弁当を渡すシーンの「なんでこれを作りたいのかって聞いたら、カズヤ君言ってました。お母さんに作ってもらって美味しかったものばかりだってー」は更にジーンと来た。ポロリだよ。いやウルウルか。自分が母親に弁当作ってもらっていた頃を思い出したらもう。

ドン役の浦上晟周はエイプリルフールズの「ビヨーン!」が印象に残っていたから、経歴が気になって調べたら2018年現在18歳で157㎝とのこと。経歴ガン飛ばして親近感湧いた。してメイミー(今野彩夏)みたいな幼馴染はズルい。俺も欲しい。妹の面倒見もいいし。しかも甘やかすのではなく、シッカリめな感じね。まあメイミーも闇深そうというか家庭環境良くなさそうだけど笑 そこはドンとメイミーという真の心の優しい2人で乗り越えてほしい!

陽平の息子(工藤阿須加)も陽平に似て優しいから、福島の被災地にとか、福島を応援しよう!みたいな遊川和彦さんの気持ちでとか、重松清さんの原作で既に福島が組み込まれてるのかなとか思っていたら、終盤のシーンで「こいづま」って出てきて、こいづま駅ありきで遊川さんが加えたのか!ってなったけど実在しない駅みたい笑

料理教室の時の相武紗季のこと「今回は可愛くないな〜」なんて思ってたけど、ファミレスで偶然再会したリクルートスーツぽい姿の相武紗季。うん。しっかり可愛かった! クレジットタイトルの時とか笑顔バチクソ可愛かった!クレジットタイトルで言えば、菅野美穂と佐藤二朗の五十嵐夫妻も動きズレてるの合わす感可愛かった。てかまず「歌うんかい!」ってなった笑 クレジットされる側にしてみれば目立たないし、興味なければ通常のクレジットよりも見て貰えなくなるからアレなのかも知れないけど、ホッコリするから俺は好き。遊川さんはもう勝手にクソ怖い気難しい人みたいなイメージがあったから、こんなホッコリする感じの演出するんだって思った。誰が演出したのかも、遊川さんが脚本書いた他の映画とかドラマも見てないから作風も分からない、もうクソ勝手なイメージだけど笑

色んな夫婦やドンタイプの他に苦しみを隠して明るく振る舞う子供達に観てもらいたいな。夫婦の場合は出来れば別々に、お互いが本作を見てることを知らずに、影響されて意識が変わって、夫婦仲が良くなる的な。嫁姑問題もあるし。あと最後に思ったけど、多分ドンママは陽平がイメージしてた感じの不倫とか女性ではないよね。めっちゃいい人そうだったもんな。事故して不倫がアレで心改めてみたいな感じの雰囲気じゃなかったもんな。姑との関係も上手くいかず、海外赴任中の夫は姑寄りとか本腰は入れてくれないみたいなタイプでとか。そもそも不倫すらしてないのかも知れないし。その時に男の人といただけでとか。まあ身体の関係もなく、一緒にいると息抜きになるとか。でもそうだとしたら相手は完全に好意あるか。そんで相手に好意を伝えられたら、ドンママは不倫相手とか恋愛対象としてみてなかったけど、意識せざるを得なくてとか、そんで自分も好意があることに気が付いてしまうとか、今までなかったら夫への罪悪感が出てくるとか、、、一体俺は何の話をしているんだ、、、アホだ、、、完
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