Hiroe

裸足の季節のHiroeのレビュー・感想・評価

裸足の季節(2015年製作の映画)
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田舎における保守性が暴走する話は古今東西数多くあります。田舎の閉鎖性とか、規律の絶対性とか、多様性への不寛容は日本にもあるよなーと思うのです。自然は美しいけれど、自然は人間にとっては厳しい時もある。そういう場所では人と人の結びつきは大事で、それが煮詰まっていくと、息苦しいまでの閉鎖性に繋がるのだと思うのです。そうした場所で特に犠牲になりやすい女性は、だからこそ都会を目指すのでしょう。都会の明かりが見えるシーンで、以前石垣島から戻ってきたときに、羽田の上空から見た東京の明かりを見たときのホッとした気分を思い出しました。
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