1945年6年間続いたドイツとの戦争に終止符が付いたロンドンでは、人々が戦勝記念日を祝っていた。
この機会を逃せば二度とチャンスはないと19歳のエリザベス王女は父親である国王ジョージ6世に宮殿の外に出たいと頼み込む。何とか許可をもらえたエリザベスは妹マーガレットと共にオシャレしてお忍びでホテルに向かうが、監視役が目を離した隙に脱走し、街へ飛び出してしまう。
妹と離ればなれになってしまったエリザベスは、妹を探すために街へ繰り出す。
そこで親切にしてくれた空軍のジャックと出会い、彼も一緒に妹を探してくれることとなる。
19歳のエリザベス王女が非公開で外出を許可された実話をベースに作られた作品。
王女であるがために宮殿の暮らししか知らず、紅茶を淹れたこともない彼女が一夜だけ街に出て、初めての外の世界を過ごす。
庶民の生活も初めて経験し、様々な人々と接しながら、王女として果たさなければならない責任を自覚していく姿が描かれている。
また王女の淡い初恋も描かれており、身分の違う二人が妹探しに奮闘し助け合い、お互いに惹かれていく。二人の恋物語も見所だ。
ラブ要素4割、コメディ6割かな？
史実を織り交ぜながらテンポよくラフに見られる。
そして父親ジョージ6世が演説スピーチがぎこちないのは吃音症だから。ここもきちんと再現してありましたね。
