イノセント15のKHのネタバレレビュー・内容・結末

処女10万とか久しぶりに清々しいほどの屑親をみた。

イノセントという言葉は無垢とか無罪とかの意味ではあるが15歳という年齢はもう無垢ではいられないというかこの二人は周りの環境のせいで知りたくもない現実を突きつけられ無垢とは真逆にいやおうなしに連れていかれてしまう。
学生はいくら今置かれている環境がつらかろうが流石にどんな親でも生きていくには頼るしか術がない。
そんなやりきれない現状に対して後先も考えず行動し藻掻く姿に少し退廃的だが青春を感じることができるのだが、15歳という自己形成に揺れる時期だからこその男子特有のかっこつけが少し鼻にかかるのも事実である。
でもそれは同じようにかっこつけを経験したことがある男だからこその気恥ずかしさを思い出してのことであることも少しは関係していると思う。
現実的に考えてラストシーンの後は学生だから金銭的な面を考えると決して明るくはないと想像してしまうが、二人の考え方が定まってエンジンがかかったことによって何かいい方向に動き出す可能性もあるのではないかと少し期待していたいラストであった。