このレビューはネタバレを含みます
今、そこにいる僕(私)
見終わった後監督の過去作を見て、父の秘密、或る終焉、となっていたのであぁだからかという気持ちと、やっぱりうまいなという気持ちになりました。
過去作は小さなコミュニティでの出来事だったもののスケールと内容を正当に進化させたないような印象です。
あの時こうしていればみたいな一縷の希望も観客にさえ許してくれない圧倒的な混沌と、銃で撃たれて死んだ方がまだマシだったという不謹慎な考えさえ起こさせる生き地獄も日本では考えずらいかもしれないがアブグレイブ刑務所などの例がある通り、環境によっては起こらないとは言い切れない。
武力で圧倒してこれが新秩序と言い張れば生き残った者にはそれが新秩序。歴史を振り返ってみてもそんなことは当たり前だった気もする。