くまのプーさん 完全保存版のesのレビュー・感想・評価

名作。とにかくどのキャラクターも愛おしい。
単純な線の変化や僅かな動きでキャラクターの感情の機微を余すことなく表現する演出の巧さ。どのキャラクターも背中やおしりで語れる演技派ばかり、と言いたくなるくらい上手い。
そして何よりも、絵本というプーさんの世界の外側を意識して巻き込むようなアニメーション演出。素晴らしい。
どこかバスター・キートンやチャップリンの作品を思い出させるようなシュールでリズミカルなコミカルさだった。