片腕マシンボーイ

秋葉原ゾンビの片腕マシンボーイのレビュー・感想・評価

秋葉原ゾンビ(2010年製作の映画)
1.4
…………くぅ、マシンボーイの認識している秋葉原とは別の秋葉原やったし、マシンボーイの認識しているゾンビとは別のゾンビやったわ

殺された男が蘇って復讐してやんよ!なる話

マシンボーイはてっきり、メイドカフェの女の子達が全員ゾンビでオムライスにケチャップの代わりに血を❤型に滴らせて萌え萌えキュンしてくれたり、ゾンビのヲタ芸が激し過ぎて腕や頭が勢い余って千切れ飛んだり、大型家電量販店ではミキサーや電子レンジやアイロンやルンバを駆使してゾンビを撃退したり、かわゆいゾンビに添い寝甘噛みしてもらえるゾンビリフレとか…期待していたんやけどなぁ!

え?ってかさ、秋葉原には常時コスプレしているガキ共がヤクザをバックに幅を利かせ、暴行やら恐喝やらやりたい放題ってホントなん?くぅ…秋葉原いつから南米の犯罪都市みたくなったんや?怖すぎる、プルプル
しかもそのガキ共のコスプレってのが、いかにもドンキで買いましたみたいな、安っぽいメイド服やナース服…、いや!男に至ってはコスプレしてんのか?ファッションセンスがどうかしてんのか?ようわからん格好やし、その姿で凄まれましても…

まぁそんなへっぽこなチンピラ軍団から女の子を救おうとして迫力の格闘戦の末にぶっ殺された男がゾンビとなって蘇り復讐をはじめるワケですがね…
これがまた、ゾンビを名乗るんがおこがましい、思わなかったんかね!言うようなポンコツでしてな!スンスン
正直、ハロウィンにはこいつよりクオリティ高いゾンビが渋谷や六本木にはウロウロしてるし(秋葉原は知らんけど)、マシンボーイだって500円玉ひとつ持っていれば、100均で化粧品やら塗料やら買ってきてこれより俄然マシなゾンビメイクできるしやな
ってか…マシンボーイやって「クロウ 飛翔伝説」を〝#みんなみんな生きているんだ!〟で括ってるくらいやから人のことは言えんけども……ゾンビは復讐したりしないんやからね!本能のままに喰ってこそのゾンビなんやからね!

でもな、本作にも褒めるとこもあるんよ
マシンボーイの好きな少女漫画系胸きゅん映画とかやと、ヒロインはもちろん、モブキャラまで含めてクラス全員かわいこちゃんなんてこともざらやんか、でもな本作はリアリティ重視路線でしてね!
主人公の刑事の娘、同僚の婦警達、コスプレチンピラ軍団のメンバー、登場キャラクターに誰ひとりかわいこちゃんが出てこなくてですね!そうな、婦警さんにかわいこちゃんなんかいたらコスプレ感でてしまうし、コスプレしてカツアゲするような脳みそ沸いた女が可愛かったら世も末やからな!観ていてキュンはしないが、リアリティを求める制作陣の心意気は素晴らしかった思いますわ!
ただし…ババアの婦警が割とスカート短いんはちょいなんとかならんかったか?ぷんすか!

くぅ…この監督、面白そうなん撮りすぎ!
観たいけど観るのが怖い…まぢジレンマでちんこから身体まっぷたつに裂けそう!