あゆみ

ブランカとギター弾きのあゆみのレビュー・感想・評価

ブランカとギター弾き(2015年製作の映画)
4.3
会社の月イチ上映会にて。
「友人が現地のスラムで出会った人をキャスティングして撮った映画。旅人にしか撮れない映画だと思った」という理由で同僚がセレクトしてくれました🌏

ギター弾きのピーターや弟分のセバスチャンは、実際にストリートを歩き回って見つけてきたというだけあって、ローカルの空気を纏い、瑞々しいリアリティが溢れていて素晴らしかった。

ストリートチルドレンを拾っては、慈愛のまなざしを向ける海外セレブ。
哀れみの対象として、保護されたり拾われたりするのを待つ子どもと、白い目で見られたとしても、生き延びるために盗みでも何でもやって、自らの力で未来を切り開こうとする子ども。

アジアやアフリカのスラムを歩いたとき、貪欲に生へと向かうエネルギーを感じるとともに、人の尊厳について強く考えさせられたことを思い出した。
旅は、人を成長させる強烈な体験だ。最近は「旅行」ばかりだけど、久しぶりに旅がしたいなぁ。
あゆみ

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