オプティマス

背徳の王宮のオプティマスのネタバレレビュー・内容・結末

背徳の王宮(2015年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

変態王様の命令により、朝鮮から何人もの女性を強制的に王宮へ送還され、その中から1人の夜の相手を選ぶ、王様の性事情、王様を取り巻く人々の復習や葛藤を描く、エロティック時代劇です。根本は王様のはなしですが、主軸はその王様の側近が主役となっています。
そこまで詳しくはありませんが、大奥のような現代では程遠い、一風変わった人間関係や欲望を写していました。
地位を獲得したい側近は王様の言いなりになり、たまに導くような存在でもありました。それが運平(王の相手)に心を奪われ、家に帰るよう説得したり、最終的には協力します。物語の半分は2人の恋模様です。
そして満遍なくエロもしっかりと描いています。エロと欲望を全面的に映し出していますが、執拗に写しているような感じがしました。もしエロが見たいのであれば、AVで良いし、愛の渦のように性がメインテーマではないので、映画として見るには結構多い気がします。
物語中心でかつ、性を上品に映したパク・チャヌク監督作品のお嬢さんの方が圧倒的に好きですが、そこまで悪くは思いませんし、物語として見ても面白かったです。
しかし、ヒロインが復讐を遂げようとするシーン、具体的な復讐案がなかったので微妙な感じがしました。結構計画的なキャラだったので腑に落ちなかったです。