ATSUSHI

ディノクロコのATSUSHIのレビュー・感想・評価

ディノクロコ(2004年製作の映画)
3.8
コーマン印アニマルパニックのなかでも結構面白いと噂のこちら

CGやその他の技術面のクオリティは目を瞑ってあげるとして、研究所から逃走した<ディノクロコ>を取り巻く人間模様がなかなか魅力的。
亡くなるまで父と疎遠だったアーティスト主人公と動物シェルターで懸命に戦い続けるヒロインとのロマンス。SAWシリーズのあいつはハンターだし、『ヴァイラス』のJパクラは悪徳女社長として登場。
そしてある悲劇から主人公カップルの死闘が始まろうとする…

敢えて伏せるが、間違いなく開始30分の悲劇が最も衝撃的で物語を盛り上げていた。そこから続くアクションの数々にヘボい主人公が本気を見せるドラマまで目が離せなくなる仕上がり!
相方となるヒロインの顔は地味でも、小柄ながらタンクトップが似合ってたり、野良犬殺処分に猛反対する健気さが素晴らしく応援したくなる人なのもポイント高し!

もう一つ強請りするとしたら、野良犬たちをディノクロコの囮に仕掛けたヒロインの保安官親父がバラバラになるまで齧られてれば満点あげてた。惜しいッ!!