弱冠26歳のリュック・ベッソンの長編2作目で出世作。
リュック・ベッソンの作家性の萌芽が詰まっている。
迷宮のような地下鉄で繰り広げられる逃走劇で、そこに住む個性的な住人たちとその独特な世界観は後の『フィフス・エレメント』系統の源流を感じるし、美女との非日常でプラトニックな純愛は『ニキータ』系統で、冒頭のカーアクションは『TAXi』、疾走感あるローラースケートの逃亡シーンは『ヤマカシ』を彷彿とさせる。
銃を持ったシンデレラ
俗世的な地下鉄とドレッシーなイザベル・アジャーニのコントラストがいいね。
2024-33/字幕