想像したよりもずっと良かった。
このパッケージで、笑いこそすれ泣くとは……。
元おデブのボブが6時間筋トレして、バッキバキのCIAに!
なんて夢のあるはなし。そして、このバッキバキのボブは自分の欲望のために拳を振るうことをしないのである。たまらん。
高校のときイケイケな主人公は、そこから人生下り坂。それでも、そんな主人公をカッコいい!尊敬してる!楽しもうぜ!っていい続けるボブの健気さよ……
めっちゃくちゃ怪しいけど、恩返しなのか、自分が一緒になにかをしてみたかったのか……とにかく、主人公への敬愛がたっぷりで見ていてじんわりきてしまった。
コイツは昔の話ばかりして、すげぇ弱い
なんてことを言われていたけど、そんなに自慢できる支えのような思い出があるなんて素晴らしいことだ。
学生時代の思い出は、その後の人生でそっと取り出せる自分だけの宝物。
体型がかわっても、内面は優しく、でも少し外交的になったボブの、一途すぎる憧れと友情と魅力に乾杯!