ヴィム・ヴェンダース監督作品。ジャンル的には恋愛映画になるのかな。
MI6に所属する諜報員のジェームズと、海洋生物学者のダニー。
本来住む世界の違う2人が任務に向かう前に足を踏み入れた地で偶然出会い、運命的に惹かれ合うストーリー。
ジェームズ・マカヴォイとアリシア・ヴィキャンデルだから演技は素晴らしい、2人とも美しい。
美しく雄大な海&海辺の映像と相まって惹き込まれて観ることができる。
おそらく仕事柄、本気の恋や深入りする人付き合いをしてこなかったんだろうな… という主人公の2人。
出会えたことは幸運なのか不運なのか。
観る人によって解釈が分かれそう。
愛し合いながらそれぞれ任務に向かい、再会できるかも覚束ない。
そして2人を繋ぎ時に隔てる「海」という存在は、希望なのか絶望なのか。
ハッピーエンドなのかバッドエンドなのかも観る人によって解釈が分かれそう…
ラストカットのその後はどうなったのか、観終わった後でぐるぐると考えてしまう作品だった。