【レナーテの“月に代わっておしおきよ!”】
前作好きだったし、レナーテちゃんに会いたくて劇場へ。
“ナチスが月から攻めてきた!が、迎え撃つ諸国の方がワルだった!”と面白さが明快だった前作から大きく舵を切り、今回はオカルト陰謀論大会。
これ、続編の物語とは納得できるが…ツマラナイ(笑)。オリジナル猿惑シリーズの2作目みたいな水増し感だな、と思い出した。
オタク監督の限界で、役者の魅力を肝心なトコロで惹き出せていないのもイタイ。新加入主役トリオの“ロマンチック・トライアングル”が効いていたら、かなりいい話で終われたのに。
ただ、私にとって救いだったのは、レナーテちゃんが痛快一発KOネタを決めてくれたこと。ここでモヤモヤが殆ど、すっ飛びました。ちゃんと“抜きドコロ”備えた一作になっており、劇場行ってよかった!とホクホクできたのでした。
なにやら三作目も出来上がっており、コレもユニバース化するらしいね。ラストにその布石があるのだが、アレだとナチスほど盛り上がらない気がする。
まあ、マーベルやDCよりは、頭カラにして楽しめそうな気もするが。現代のロジャー・コーマン映画として楽しむのが吉、と思いました。
<2019.7.14記>