久々に鑑賞しましたけど、やっぱ名作ですわこれ…。
こんな悪ふざけの極みみたいな企画をガッツリ真剣に撮り切る白石監督には敬意を払わずにいられない！
他の方々のレビューでもありますが、この作品はギャグです。ホラーギャグ。
有名になりすぎた『バケモンにはバケモンをぶつけんだよ。』という名台詞が、この映画の全てを物語っています。
たったそれだけをやるための映画で、そのためだけに序盤から中盤の展開を積み重ねているのです。
上映時間の縛りのためか、双方の呪いのルールはギュッと改変されたりもしていますが、原作とイコールではなくとも本質はそのままなので実に良いクロスオーバー味。
それでも原作要素の片鱗を、お馴染みのものからマニアックなディテールまで散りばめてあるので、それも嬉しい。
なので、呪怨パートなんかは結構ちゃんとガチで怖いです。
リングパートは…うん。おもろいですけどね！
造形は双方ともクオリティ高いので、しっかり原作風味です！
で、双方をクロスオーバーさせる役割のキャラクター二人のアクが強い強い！
彼らの登場から急に白石風味がガッと濃厚になり、双方をクロスオーバーさせてくれる謎の説得力が生まれるのです。
ほんと好き！
そこからの怒涛の展開はもう、必見ですよ！なんかアツい！絵面はちゃんとキモ怖いけど笑えちゃうっていうホラーのラインが楽しめます！
名作！迷作！お勧めの一本です！
