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貞子vs伽椰子のmatchypotterのレビュー・感想・評価

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)
3.7
2020.05〜 歯を食いしばって刮目せよ!
湿ってきた今こそ、ホラー!スリラー!パニック!企画、80本目、最後の大トリ。

もうこれっきゃない。『13日の金曜日』から始めて、最後は『貞子vs伽耶子』。
結構序盤から最後はコレにしようと決意してた。

このために『リング』からの貞子、『呪怨』からの伽耶子を、まさに歯を食いしばって再び観続けて辿り着いた。その甲斐あった。頑張った、俺。

洋画にも『◯◯vs◯◯』系はいくつかある。

この企画中も『フレディvsジェイソン』も観たが、この手の醍醐味はこの東西の横綱みたいな存在が出会う瞬間。これが堪らない。

その後のファイトが意外とタフなガチンコタイマンで、見応えもある。でもやっぱり初対面同士の挨拶兼ねたファーストコンタクトがもうヤバい。

ドキドキ止まらない。

本作も「貞子の呪いのビデオを伽耶子の家で観て解き放ってぶつける」とか、もう話を聞いただけでワクワクドキドキ。

そこから、家で呪いのビデオ観て、、、。

山本美月が伽耶子見つけてキャー!
玉城ティナが貞子見てキャー!

からの、貞子と伽耶子、対峙!

もうそこから、こいつら2人がどうしてくれんのか!?と。もうお腹いっぱい。

玉城ティナ、ほんとお人形さんみたいな顔でこれはこれでビビるわ。

安藤政信。寺の住職でも手に追えず、こいつなら何とかしてくれる!という、謎の霊媒師。クソチャラくて胡散臭いけど、腕は確か。

この辺の設定と、彼の風体、性格、言動と、謎の相棒の少女。堪らん。

この漫画とかで出てくる腕利き心霊探偵みたいな様相が、本来の貞子と伽耶子の重みのあるヘビー級ランカー同士を掛け合わせたことをどう収拾していくか、みたいな時にあらかじめ用意されてたネットのように、案外にフィットして、これはこれでまた違うテイストのホラーになってる。

そういう意味ではおどろおどろしい“呪い”“呪縛”“憎悪”みたいなヒタヒタとやってくるジャパニーズホラーテイストより、化け物と化け物のぶつかり合いの“衝撃”の方がやや強め。

それでももともと双方がインパクトが強すぎる“呪い”なだけに、これはこれでぶつかり合うのが観れるだけで満足。

まさに近年のジャパニーズホラーの代表キャラクターの天王山。

しかと見届けた。
たぶん、また忘れた頃に観るだろう。

そして、2ヶ月ちょっと、80本、意外と心折れずに観た。
そして、ホラーは続編も多く、それを追い始めるとかなり偏ることもわかった。
まだまだ観たいホラーって山ほどあることもわかったので、また機会を作って没頭しよう。
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