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君の名は。のmのレビュー・感想・評価

君の名は。(2016年製作の映画)
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自分の個性は殺さずに(でも臭みはある程度抜いて)、より多くの人に届く娯楽映画を作る、という強い意志。

巧さ(特に序盤の入れ替わりの見せ方!)と圧倒的な熱量、しかしそこかしこに漂う監督の価値観の気持ち悪さ・・そして震災の扱いへの不用心さ。娯楽映画としての前半の巧さは、後半のあまりにも幼稚な震災への価値観で台無しになる。そこまで無邪気にはなれない、俺もう大人だからさ・・・新海さん、あなたもそうなんだよ?

上白石萌音の声の演技が映画の熱い軸になっていて素晴らしい。
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