このレビューはネタバレを含みます
間違い無く新海作品最高傑作なんじゃないでしょうか！
僕は恋愛関係で感動しにくい体質なので、なんやかんや一番泣きそうになったのは二人が巡り会った時より、てっしーが生きてた事でした笑
とはいえ両方感動的でしたが。
ちょっぴり苦言として
RAD の曲は良かったのですが、もう少し抑えて欲しい部分も多かったのも事実。演出過剰というか、最近のアニメのネガティブな傾向の感動的な部分でキャラに泣き叫ばせる演出を歌で担ってる感じがして、もう少し...もう少し...あと少しだけ抑えて欲しかったです。
エモーショナルなのは分かりますが。
特にラスト周辺は余韻に浸りたいので音楽は歌詞なしが良かったです。あとで気付きましたが、この歌の演出はいつもの新海作品においてのモノローグの役割を担ってますね。RAD の曲自体は好きです。
ヒットの理由の一つには新海作品特有の灰汁の部分であるセカイ系的な独善的で閉鎖的なナルシズムを上手く気になりにくくしつつ（これラッドウィンプスにも言える灰汁だなぁ）、若者的感覚の「世界は自分のために廻ってる」という感覚に共感させたというのがあると思います。新海さん本当に上手い！
