前半は良かった。新海監督、こういうストレートなギャグできるんだ、という驚きがあった。他ではアニクリでやった一発ネタ的な猫の集会くらいしか思い付かない。
しかし話がシリアスになるにつれ、ひるがえって前半の魅力がどんどん目減りしていくという…まあ、もう色んな所で言われてるんだろうけど、リアリティラインがどの辺に設定されてるのか不明瞭になってきて後半にいくにつれどんどん興味が薄れてしまう…そんな感じの作品だった。
まあ、理屈よりも情感を優先したんだろうなってのはわかるしあれこれ言うのも野暮かなーとも思うけども。
大ヒットしたおかげで新海監督のインタビューが沢山読めたのは嬉しい。努めて冷静に現状を分析している感じなので、次回はどんな作戦で来るのか期待して待ちたい。
