無人島にたった一人で漂着し、孤独に打ちひしがれ、絶望の淵に立たされた男の姿を描く。
嵐で荒れ狂う海に放り出された男が、九死に一生を得て無人島に漂着する。男は島からの脱出を試みるが、不思議な力で何度も島に引き戻されてしまう。そんな絶望状況の中、男の前にひとりの女が現れ……。
セリフなし、詩的な映像と音楽のみ。
短編「岸辺のふたり」でアカデミー短編アニメーション賞を受賞したオランダのマイケル・デュドク・ドゥ・ビット監督、8年の歳月をかけて完成させた初長編作品。
スタジオジブリが初の海外作家の映画製作に参加、高畑勲監督がアーティステックプロデューサーとして、シナリオや絵コンテ作りなどに関わっている。
アカデミー賞(2017年)長編アニメーション賞ノミネート
カンヌ国際映画祭(2016年)ある視点部門 特別賞受賞