レッドタートル ある島の物語の作品情報・感想・評価

「レッドタートル ある島の物語」に投稿された感想・評価

ニコリ

ニコリの感想・評価

2.9

このレビューはネタバレを含みます

セリフも説明もない、とは知らずに観ることになった。タイトルや画風は見知っていたはすだけど。

なんというか、心に残る作品でした。無常で無情。どこに居ようと、人生の大筋はそう変わらないものなのかも、と思わされる。いや、命の大筋か。

ディスる気は更々無いけど、、、お人好し(お亀よし?)のメス亀が出てくる物語ですよ。
フランスのジブリ映画。美しく切ない。絵がすごく綺麗で動きも滑らかで引き込まれる。

島に遭難した1人の男が出会ったのは、世にも奇妙な赤い亀。ストーリーは神話のような展開になるのだが、不思議と違和感はなく、最後まで目が離せない。セリフが一切ないのも叙事的で、神話っぽさに一役買っている。

カンヌらしい静かで美しく壮大な映画なんだけど、やっぱり何と言っても絵が素晴らしいな。

2人が草むらを歩くシーンの、スケッチブックに鉛筆で描いたようなぼんやりとした濃淡で表現するタッチ。竹やぶのシーンの、ポールペンのようなはっきりとしたタッチ。

亀はそのほかの絵と比べて、模様が細かく描かれていて、ヒレの動きもすごく細やかで存在が際立っている。何の説明もないのに、それだけで亀になにか神聖なものを感じてしまう。クオリティの高い映画だ。

どうでもいいんだけど、どれだけ挑戦してもこの監督の名前をスラスラと言えない。イニャリトゥとかコルビュジェよりむずい。
ましゅ

ましゅの感想・評価

3.0
とにかく絵がきれい。海外の絵本を読んであるような印象の映画だった。最初はただなんとなく観ていたが、途中からこの後何が起こるのか予想できなさに思わずじっと観てしまっていた。
静かに一つ一つの出来事を追っていくから、あーここでこう思ってそうとか、こうしたいのかな?とかをずっと考えさせる感じ。
ただ、息子の件に関してだけは判断を観る側に委ねるのではなく、答えを教えてほしかった。
佳子

佳子の感想・評価

2.8
無声音映画なんて、チャップリンとトムとジェリーくらいしか見たことない。

挑戦的な作品だとは思うが、15分の短編アニメーションで充分。
亀をひっくり返すシーンや津波が来るシーンなどはっとする場面もあるが、総じて退屈。
若干寝不足だったので、何度か途中で寝てしまい戻して見直した。

ジブリでやる意味あったのかな。ジブリの冠があっても興行成績大失敗。
絵画や芸術作品は、見る人に委ねられるものだが、映画は、伝えたいことを見ている人に委ねてはいけないと思う。
とても好き。

変な説教臭さも、押し付けがましい主張も全然なかった。

シンプルな画×台詞無しだけど、スッと内容が入ってくる。
というより、この感じだからこそ余計な要素が入ってこずにテーマに向かって一直線な映画になっている気がする。

解釈は観る側に100%委ね、考える余地をたっぷり残してくれてある。誠実な作りだと感じた。
現実にもこんなことがあるのかもしれない
そんなロマンが詰まった映画だった
日本版Blue-rayで観賞。

息遣いや叫び声や効果音などはあるものの、サイレント映画という劇場用長編アニメ作品ではかなり珍しい作り。
なので、「スタジオジブリの作品だー!」と何も知らずに見るとコレジャナイ感を味わうことになるかも・・・

見てる途中で思い出したのは、日本昔話で有名な鶴の恩返し。
昔話というか童話というか、全体的にふわーっとしててアニメーション作品ということも相まって、絵本を読み聞かされてる印象がする。非常に優しいイメージ。

今更後悔しても遅いんだけど、これはできるだけ大きめの劇場のスクリーンで見たかった。

単純な絵のスライドによる浮遊感や物移動の表現が不恰好。逆に夜のモノクロや超ロングショットは美しい。カメラ移動が横ばかりだったり水の描写だったり初期のディズニー映画っぽい。
セリフが全くないことを知らずにミニシアターで鑑賞し、感動し尽くしたきおくがある。言葉に頼らないことで逆に入り込めたし、偽りがないし、まあ映画なんて偽りの塊だけど、でも素直で、水族館にずっといるみたいな、わたしは好きでした。
しるば

しるばの感想・評価

3.1
無人島に漂着した男。静かな作品なので元気な時に見たほうがいい。
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