きみどり

特捜部Q キジ殺しのきみどりのレビュー・感想・評価

特捜部Q キジ殺し(2014年製作の映画)
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左遷された中年刑事カールと、ムスリムゆえ冷遇されているシリア人の部下アサドが、書類整理の部署に配属され過去の未解決事件を探る…というバディシリーズ第二作。

アサドの温和で常識的な性格が、カールの自暴自棄を緩和している描写が相変わらずとても良い。
ただ今回はカールがますます暴走するのでアサドだけでは足りず、面白い顔した秘書と、いい感じにくたびれた猫が投入されてました。
あの猫はぜひ次回作も出して欲しい。

『ぼくのエリ』『ミレニアム』の暗さと寒さが漂う北欧嫌ミスです。
なお、一作目の『檻の中の女』では気圧拷問という斬新な残酷シーンが出てくるのですが、自律神経病みのため気圧変化に超弱いわたしは心底震え上がりました。
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