非常階段の件が有名なイメージだったので、オムニバスではないけれど、それっぽく別の話も並行してたのが意外でした。
無限ムープが恐ろしいというのは勿論だけど、この映画はそれよりも停滞することの恐ろしさを表現しているように感じた。
結局理由はあった訳だけれども、空間に閉じ込められている中、筋トレに励み、最低限の身だしなみを整える若い方に比べるかのようにヨボヨボの老人を映しているのを見ると、どうしてもどこかしんどい物を感じてしまいました。
自分が老人になった時にこれを思い出して行動できるかは分からないけど、仮に今若い自分の活力?がこの映画のように犠牲を払って尚も前に進もうとしている人と強く結びついているなら、せめて今くらいはもう少し能動的に生きてみるべきなのではないかと考えさせられた。
