傑作フレンチホラーのハリウッドリメイク作。
オリジナル好きとしては、かなり楽しみにしていたのだが、正直がっかり感が半端ない。
前半の復讐編はかなり端折りながらもオリジナルに近い感じで話は進むが、後半はびっくりするほど違う展開に。
そもそも前半部分がしっかり描かれてないから後半部分が全く生きてこない。
リュシーにとってとても重要な怪物の件もサラッと描かれて終わり。
改めてオリジナルでのリュシーの持つ強さと危うさ、アンナに降り注ぐ絶望感、作品全体を包む質感や余韻は圧倒的だ。
ここからは他に感じたことを何点か。。
警察の捜索シーンからしてザ・アメリカ映画って感じ。
子供時代のリュシーとアンナ役の二人、ちょっと似てて分かりづらい。
とにかくアンナの巻き込まれた感がすごい。
地下室へと延びる梯子。オリジナルのガシャン!が良かったのに。
拷問用に変な器具(猿ぐつわ型低周波治療器?)が登場します。
マドモアゼルはオリジナルの方が圧倒的存在感です。
今回登場の組織。宗教というより研究?
オリジナルでアンナが受けた痛み苦しみ、今回は全てリュシーが引き受けます。
見所はアンナのランボー化(これもアメリカ映画的ですが)と、クライマックスの白目芸です。