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白い風船のmamのネタバレレビュー・内容・結末

白い風船(1995年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ジャファル・パナヒ監督のデビュー作
(脚本はキアロスタミ)

昔観た時は、助けてくれた(売れ残りの)白い風船の棒を持った少年の静止画で終わるの何でだろう不思議なラストだなと思っていたけど、そうか...彼はアフガン難民だったのか(どうりでハザラ人っぽいアジア顔)
彼はガムまで用意してくれて助けてくれたのに兄妹はお礼も言わずにさっさと帰っちゃうから薄情だなぁと思っていたけど、そうか何かしらのメッセージが込められていたのね。
25年経ちアフガニスタンの知識も少しだけ増えたからか、難民の子の行き場のない独りぼっちの孤独感が伝わってやるせない...。

とはいえ「白くてぷっくりした踊るように泳ぐ花嫁さんみたいにキレイな金魚」が欲しくて堪らない女の子は可愛すぎたし、妹を助けようとするお兄ちゃんもめちゃ優しい♡ ヘビ使いやクリーニング店主などイランの男性達はやっぱり意地悪なんだけど、女性達は優しいね。

困ったり、しょんぼりしたり、時に笑顔になったりする女の子を観てるだけでも楽しめる。タカタカーって走る姿も、お願いするときに首かしげるのも堪らなくキュート♡

ふんわりミルクを軽いおせんべいで挟んだ
同名のお菓子食べたくなるね。

2023-267 再見
2022-310 再見
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